【大日本】河上隆一が新団体GLEATに移籍「ドロ船にはさせない、宇宙船にします」

「GLEAT」に移籍する河上隆一(中)。左は大日本の登坂社長、右はリデット社の林和広執行委員

リデットエンターテインメント社は17日、横浜市内で会見を開き、大日本プロレス所属の河上隆一(32)が、新団体「GLEAT(グレイト)」に移籍すると発表した。金銭トレードの形となり、4月1日付で正式加入する。

昨年10月にプレ旗揚げ戦を行った「GLEAT」は、7月1日の旗揚げ戦(東京ドームシティホール)に向け選手の増員に注力。〝カリスマ〟CIMA(43)率いる「ストロングハーツ」も先日、新たに所属となることが発表された。

リデット社の林和広(カズ・ハヤシ=47)執行役員は「弊社の鈴木(裕之社長)より選手増員の相談を(大日本の)登坂(栄児)代表にさせていただき、河上選手の提案をいただきました」と説明し「河上さんにしかないプロレスで〝グレート〟してほしい」と期待をかけた。

同席した登坂社長も「大きな抵抗はあった。でも『そういった話があるなら』と河上選手の方から名乗り出て、本人の意向や、プロレス界に何か先駆けになることができればと思い、金銭での移籍を提案させていただいた。引き抜きなどではなく前向きなもの」と業界の発展に貢献の思いもあり決断したという。

河上はこれを大きな挑戦ととらえ「率直に面白そうだなと。停滞するより人として、レスラーとして前に進みたい。所属メンバーにも魅力を感じたし、一から『GLEAT』という船を作れる楽しみもある。ドロ船にはさせない、宇宙船にします」と目を輝かせた。

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