66人分の肺がん検診票など紛失 相模原市医師会、市への報告1カ月後

相模原市役所

 相模原市は17日、肺がん検診の判定などを委託した市医師会が受診者66人分の検診票やX線撮影画像データを紛失したと発表した。

 検診票には受診者の氏名や住所、既往歴、検診結果などの個人情報が記載されていた。同医師会が紛失を把握したのは2月12日だったが、「探していた」などとして市に報告したのは約1カ月後だった。市は現時点で、個人情報が悪用されたとの報告はない、としている。

 肺がん検診は市内の医療機関で行い、市医師会はX線撮影画像の読影や結果判定をしている。

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