長崎で黄砂観測 20日ごろまで

黄砂で長崎港に架かる女神大橋もかすんで見えた=17日午後0時47分、稲佐山から望む

 長崎地方気象台は17日、長崎市で黄砂を観測した。中国北部などで発生している大規模な黄砂が影響しているとみられる。
 同気象台の予報官が目視で確認した。見通しが利く距離「視程」は10キロ以上だった。気象庁は視程5~10キロ程度で「風景がぼんやりとかすむ」としている。
 黄砂は中国大陸の砂漠などから強風で吹き上げられた大量の砂やちりなどが上空の風で運ばれ、浮遊しつつ降下する現象。18日から20日ごろまで、黄砂の濃度は薄くなっていくと予想されている。

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