九州文化学園が「SDGs」宣言 植林、ごみ拾い、創薬…地域社会貢献

植樹式でアキニレに土をかける安東学長(左)ら=佐世保市、長崎国際大

 学校法人九州文化学園(佐世保市、安部直樹理事長)は17日、「みんなで考えるSDGsの日」に合わせ、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を学園全体で推進していくことを宣言した。
 同学園は長崎国際大や長崎短大、高校、小中学校、幼稚園、専門学校などを運営している。今後、教職員や学生らがSDGsに貢献するための取り組みに力を入れる。
 長崎国際大で安東由喜雄学長が講演し「九文が一丸となり、(SDGsの)教育、研究、実践をしていく」と宣言。具体的な取り組みについては、植林や九十九島の海岸のごみ拾い、留学生の受け入れ促進、学長裁量費を活用した支援などを掲げた。
 国際観光学科や健康栄養学科、薬学部がある大学の特色を生かし、観光や栄養、創薬などの分野でも地域社会に貢献していく方針。将来的にはキャンパス内に風力発電や太陽光発電の設置を目指していることも明らかにした。
 この日はキャンパス内で植樹式もあり、安部理事長や安東学長らが「アキニレ」という木に土をかぶせた。今後も継続的に増やしていくという。

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