ハイヒール・リンゴ、女性の自殺問題に「目から鱗のことが多すぎて…」

ハイヒール・リンゴ

お笑い芸人のハイヒール・リンゴ(59)が18日、厚労省で行われた「コロナ禍の雇用・女性支援プロジェクトチーム ~もっとあなたを支えたい~」(全5回)の第2回会合に、リモートで出席した。

新型コロナウイルスの影響を受けた女性や支援を必要とする人に雇用政策や生活支援策の情報が行き届いていない現状を踏まえ、情報発信強化のため三原じゅん子副大臣(56)がリーダーを務め、プロジェクトチームを設置した。

第2回会合の議題は「自殺問題」。調査途中であるものの、早稲田大学の上田路子准教授がコロナによって若い女性の自殺率が増加していることを報告した。

リンゴは第1回会合は調整がつかず、今回が初参加となった。意見を求められたリンゴは「報道機関には、自殺の具体的な場所や原因や方法を報道しないって資料に書いてあったんですよ。報道の番組とか出てますけど、見たことも聞いたこともなかった。現場と厚労省の乖離がある。目から鱗のことが多すぎて」と驚いた様子。

恥ずかしくて「助けて」と言えないことが若い女性の自殺増加の一因になっているという。

リンゴは「若い子って私らが思うより恥を重んじるみたい。『生理の貧困』のニュースがあって若い子に聞いたんですけど、『恥ずかしくて言わないと思いますよ』って言うんです」と告白。世代間ギャップを痛感したようで「私たちは恥かいてナンボっていう年齢でも世代でもある。恥をかくのを絶対にイヤっていうのが若い子にはある。そんへんを刺激しないように(することが大切と)勉強になりました」と話した。

会合を終えたリンゴは「厚労省がすごくいろんな調査をされていろんな政策をされていることを知って、はっきりいって驚きました」。50歳まで不妊治療をしていた経験を持つだけに「何もかもこちらから働きかけないといけないということに疲れ切ってしまってたんです。でも、きっとその時もこういう政策があったと思う。私のできる限りいろんなメディアで伝えていけるよう頑張ります」と気持ちを新たにしていた。

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