鷹の開幕ローテ6人決定も工藤監督「本当の勝負は開幕してから」

ソフトバンク・工藤監督

開幕ローテ6人が最終決定した。ソフトバンクの工藤監督が18日の全体練習後に報道対応し「ラスト1枠は決まりました。大竹君でいきたいと思います」と明言した。

大竹は13日の教育リーグ・中日戦(タマスタ筑後)で5回7安打2失点。空いていた6番目の椅子を即座に確定させることはできなかったが、5日の阪神戦(ペイペイ)で3回をパーフェクトに抑えるなど、対外試合6イニング無失点とアピールを続けていた。

指揮官は「(ファームでは)緊張感の違いだったりとかもある。いろんな部分で違ってくる部分があるのかなと思います。上(一軍登板)での評価はいい。いいピッチングが続いている」。その上で「彼の持っているものを1試合、1試合しっかり出してほしい」と期待を込めた。

これで開幕ローテを担う6人が出揃った。開幕カードのロッテ戦(ペイペイ)は石川、高橋礼、和田。2カード目のオリックス戦(京セラドーム)は笠谷、武田、大竹が先発する。エース・千賀、昨季の開幕投手・東浜が出遅れている状況。先発枠の助っ人のレイ、マルティネスも来日していないが、十分に選手層の厚さを感じさせる陣容となった。

開幕後もローテの争いは続く。千賀らが復帰すれば当然ながら枠は狭まる。工藤監督は「本当の勝負は開幕してから。不安が残るとなれば外されるケースもある。『6人に選ばれた。良かった』と安心するのか『ここからだ』と思うのか。選手たちに期待したいですね」と笑みを浮かべた。

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