マルチメディアニュースリリース:浙江大学「より大きなことはここから始まる」

浙江大学紫金港キャンパス

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【杭州(中国)2021年3月17日新華社=共同通信JBN】3月4日、英科学誌「ネイチャー」の特集記事は、バイオニックソフトインテリジェントロボットに関する 浙江大学 (Zhejiang University)研究チームの最新成果を公表した。チームは初めて、水深1万1000メートルのマリアナ海溝でロボットによる探索を実現し、深海探査のソリューションを提供した。イノベーションの追求は浙江大学出身者の遺伝子に根付いているようだ。

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今年5月21日、浙江大学は創立124周年を祝賀しようとしている。この日を記念して「Bigger Starts Here(より大きなことはここから始まる)」と題された新たな大学のビデオが公開された。ビデオは、浙江大学の教師と学生が学内でより高い目標を見いだし、社会貢献のためにリスクに立ち向かう様子を伝える。

Wang Tun氏(95年卒、極低温学)は浙江大学の卒業生である。12年間に及ぶ取り組みにより、同氏は世界最大の地震早期警戒システムと中国初の複数災害早期警戒技術プラットフォームを構築し、何億人もの人々の生命を守っている。

Wang氏は「真実を求めイノベーションを追求するという浙江大学の教育理念は、私の人生を大きく変えた。大学のモットーは私が常に仕事の中で実践してきたことだ。中国は世界の科学技術の最前線へと歩を進めており、イノベーションの認識と能力に対する必要性は増大している」と述べた。

8年前の夏、Gao Jinshuang氏は17歳で、中国南西部・雲南省の谷に住んでいた。彼の通う中学校に浙江大学の学生グループがボランティアで教えに来た。当時、Gao氏はそれが人生を変える夏になるとは思いもよらなかった。短期のボランティアプログラムがすべての地元学生の人生を変えることはないかもしれないが、彼にとって、その影響は多大なものだった。将来、浙江大学で学ぶことを彼は夢見るようになった。

懸命な努力によって、Gao氏は夢見た大学からの入学通知を獲得し、村で最初に大学教育を受けた学生になった。それ以来、Gao氏は絶えず他人を助けることによって、他人から受けた助けに報いてきた。「われわれの貢献は限られているが、人々の自信を高め、自らに夢を現実に変える力があると人々に納得させるよう最善を尽くす」。

浙江大学のCultural Heritage Research Institute(文化遺産研究院)副院長であるLi Zhirong教授は、歴史的に重要な数多くのプロジェクトを主導しており、その多くは本質的に高度に学際的である。Li氏は中国の文化と歴史の保存において、浙江大学の工学的専門知識と深い使命感を巧みに組み合わせている。彼女の学際的なチームは、1500年の歴史を持つ洞窟である雲岡石窟の世界初の可動式3Dレプリカを作成した。

新しい年に達成したいことは何かと問われた時、Li氏の答えは簡潔かつ力強いものだった-他の人々の加速を促す存在であること。このようにしてチームは社会に奉仕するという当初の意図を実現し、時宜にかなった確かな方法で文化遺物を保護すると彼女は確信している。「それによって将来世代は、彼らの先祖と同じように歴史遺物を存分に体験することができる」。

見出しが示すように「より大きなことはここから始まる」浙江大学、1世紀の歴史を持つこの高等教育機関は一層大きなイノベーションと業績で今後も前進し続ける。

ソース:Zhejiang University

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写真説明:進取の精神が宿る浙江大学