菅首相会見で“有名芸人”質問の珍事!「国民のウケを狙った」「昔なら無かった」と賛否の声

菅義偉首相

政府は18日、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言を21日の期限で解除すると決定。夜7時ごろから記者会見に臨んだ菅義偉首相(72)は「基本的な予防策を続けていただくよう、心よりお願い申し上げる」と、新型コロナの感染予防策を徹底するよう要請した。

質疑応答ではフリージャーナリストで、お笑いユニット「大川興業」の大川豊総裁(59)が質問に立った。

大川総裁は、グレーのジャケットにジーンズ姿。新内閣広報官の小野日子氏から「大川さんどうぞ」と指名され「フリーランスの大川興業の大川と申します。連日のコロナ対策お疲れさまでございます」とあいさつした。

2003年のSARS取材を踏まえ、感染症と経済の両立は困難であることを指摘した大川総裁は「例えば電子マネーで国民に配布する。電子マネーだったら期限を限定して貯金に回らず使い切ることが可能。なおかつコロナ予防に協力しているお店が多数ある。時間関係なくお一人様サービスにはポイントがつく『コロナ予防ポイント』で国民にご協力いただくことで、経済を回していく。若者も関心を持ってもらうことが可能」と訴えた。

終始厳しい表情の菅首相だったが、大川総裁の質問時だけなぜか柔和な表情になり「まず、電子マネーについてでありますけども、今の発想、提言を受け止めさせてもらう。今は全く考えていないので。そういう考え方があるということを受け止めさせていただきます」と述べた。

これにネット上では「出来レースの会見でも昔なら無かったよね。これはすごいよ」「具体的提案でした。菅総理はニコニコ喜んでいたようですね」「コロナ対策に電気マネーを使う案はイイ!」といった意見や「うーん、記者会見まで提案型になる必要は無い。イマイチだったな」「大川興行を指名すること自体、国民のウケを狙ったものだ。それだけの意味」「電子マネーは高齢者には無理なんだよ」という声が。NHKで中継されていたため、図らずも“ゴールデンタイム”のテレビ出演となり反響は大きかった。

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