「CHE.R.RY」大合唱で始まる女性2人の逃避行 大量の血を洗い流す水原希子の姿も 「彼女」予告

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水原希子、さとうほなみが共演するNetflix映画「彼女」(4月15日配信)の、予告編が公開となった。

予告編は、夫からの暴力で死を口にするほど傷つけられた七恵(さとうほなみ)を前に「旦那が死ぬべきでしょ」と憤るレイ(水原希子)と、虚ろな表情で「だったら殺してくれる‥?」と口にする七恵の姿から始まる。殺人を犯して大量の返り血をシャワーで洗い流し、不安そうな七恵に「もう誰もアンタを殴らない!蹴らない!」と笑顔で呼びかけるレイ。そして2人は「CHE.R.RY」を大声で歌いながら車を走らせる。だがその先には、「あんたが殺しちゃったんだからこうなったんじゃない!」と七恵がレイに叫ぶ姿など、どうしようもない気持ちをぶつけ合う2人の姿などが描かれている。

あわせてテーマ曲を制作した細野晴臣のコメントも公開された。細野は「昨年は地球規模の災厄により、自分の音楽活動も内にこもる日々でした。そんな時に救われたのが映画音楽で、廣木隆一監督から”テーマになるような音楽を1曲”という、とても魅力的なオファーが届きました。その1曲を分解し使う手法もすごい。主演お二人の”女優魂”に圧倒され、音楽を提供したことも忘れて魅入ってしまいました」とコメントしている。

「彼女」は、同性愛者の永澤レイと夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵の、極限の愛憎を描いた中村珍の漫画「羣青」を原作とした作品。高校時代から七恵に恋をしていたレイは、七恵のために夫を殺害。互いに愛を欲しながら、絡み合わない想いをぶつけあうレイと七恵の逃避行が描かれる。メガホンをとるのは「ヴァイブレータ」「軽蔑」「ここは退屈迎えに来て」などで、孤独を感じている人々を描き出してきた廣木隆一監督。自由気ままに見えて生きづらさを感じている永澤レイを水原希子、DVを受けて人生に絶望している篠田七恵をさとうほなみが演じる。

彼女
2021年4月15日、Netflixにて全世界同時独占配信

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