公立小で卒業式 夢に向かって「一生懸命勉強したい」

保護者による「花のアーチ」をくぐり、式場を後にする卒業生=長崎市銭座町、銭座小

 長崎県内ほとんどの公立小学校で18日、卒業式があった。県教委によると、本年度は約1万1800人が卒業し、昨年度より約100人多かった。
 長崎市立銭座小は24人が卒業。式ではそれぞれ目標や夢を発表し、大平愛莉さん(12)は「将来の夢は鍼灸(しんきゅう)師になること。中学校では苦手科目が得意になるよう一生懸命勉強したい」と話した。
 卒業証書を手渡した平川敏博校長は「どんな状況でも努力し続けることが大事。自分の目標に向かって一人一人が大輪の花を咲かせてほしい」と式辞を述べた。
 卒業生は紅白の「花のアーチ」をくぐって退場。校舎のベランダに5年生が作成した「中学校でもがんばってね!!」などの垂れ幕が披露され、卒業生は笑顔を見せていた。
 式典は新型コロナウイルス対策で、換気のために常時窓を開けるなどして実施された。

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