今春大卒予定者就職内定率 2月時点89.5%

 今春大学を卒業する予定者の就職内定率が2月1日現在の文科省と厚労省の共同調査で89.5%と前年同期に比べ2.8ポイント低くなっていることが分かった。

 短期大学卒業予定者でも82.7%と前年同期比べ6.6ポイント低く、大学・短大・高等専門学校を含めた全体では89.3%と前年同期より3.1ポイント低くなっていた。

 大学は国公立24校、私立38校、短期大学20校、高等専門学校10校を対象にしている。対象学生数は5690人。

 それによると、国公立大学の就職内定率は92.3%と前年同期に比べ1.2ポイントひくいものの私立大学に比べ3.7ポイント高い。私立大学は88.6%で前年同期に比べ3.3ポイント低くなっている。

 大学の理系・文系での就職率をみると理系の方が92.1%と文系(88.9%)より3.2ポイント高かった。

 男女別では男子大学生が88.1%(前年同期に比べ2.9ポイント低下)だったのに比べ、女子大学生は91.2%(前年同期に比べ2.6ポイント低下)と3.1ポイント上回った。文科省では関係府省と連携して新卒者の雇用支援を推進していくとしている。(編集担当:森高龍二)

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