【競泳】萩野公介400m個人メドレー五輪連覇消滅 日本選手権は3種目出場へ

萩野公介

リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(26=ブリヂストン)が、東京五輪の代表選考を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)で同種目を回避することが19日、分かった。これにより、リオに続く五輪連覇の夢は消滅した。

16日のオンライン取材で平井伯昌コーチ(57)は「本人の自信が回復して、気持ちが乗っている中で、400を選択することで崩れないかっていう心配がある」と懸念を示していた。萩野も「思い入れはあるが、やっぱり生半可な気持ちではできないと分かっている」と胸中を吐露。さらに「一番は世界でどの種目で勝負するか」と語っていた。

そんな中、日本水泳連盟は各種目の出場選手を公表。200メートル自由形と200メートル個人メドレー、200メートル背泳ぎの3種目に出場することが明らかになった。一時は無期限の休養を強いられるなど、どん底を味わった萩野。五輪連覇の可能性を捨ててでも、東京五輪への切符はつかみ取る覚悟だ。

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