エンゼルスの大谷翔平投手(26)は、19日(日本時間20日)のオープン戦には出場せず、21日(同22日)に登板予定のパドレス戦に備えた。
打撃のほうはここまでのオープン戦、打率6割、4本塁打と絶好調。そんな大谷が昨季から取り組んできた「打撃フォーム調整法」がチーム内で注目を集めている。
MLB最高峰の打者の一人とされるエンゼルスの同僚、マイク・トラウト外野手が、スポーツサイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者とのインタビューで明かしたもの。
新人時代から毎年オールスターにも選ばれ、ア・リーグのMVPも3度受賞しているトラウトだが、そのオンラインインタビューで「おかしいって思われるかもしれないけれど、この1年から1年半、実はずっと自分のスイングに悩んでいたんだ。自分の打撃法は2つあって、ケージでのバッティングではレッグキック(足を上げてタイミングを取る)をしないんだけど、試合になると不思議と自然に出てくる。ここのところずっとしっくりこなかった試合でのレッグキックが、ようやく合うようになってきた」と、打撃の際にタイミングが合わずに投球を見失うようになったり、体が必要以上に開いてしまっていたことに気づいたことなどに言及した。
加えて昨シーズンの大谷も「内側に向き過ぎて、開き過ぎてしまう」打席に苦戦していたと話し、打撃フォームの調整を「ザ・大谷ドリル」と呼んでコーチらと改善に取り組んだことが、自身の助けになっていると明かした。
球界一のスラッガーとて悩みはある。大谷との強力コンビは、ライバル球団にとっては脅威となりそうだ。