お笑いタレント今田耕司(55)が20日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」に出演。「極楽とんぼ」加藤浩次の吉本契約終了について言及した。
加藤が売れる前から親交のある今田は「僕は『こういうことになりました』って電話いただいた」と告白。その内容については「加藤浩次ってあのままの真っすぐな裏のない人間なんで、今、週刊誌に出てる情報をそのまま…」とだけ述べた。
続けて「親分肌で、人望もすごいし、芸人側のスタンスに立って物言える人間。いてほしかったけどなあ」と悔やみつつ「最近の西野(亮廣)といいあっちゃん(中田敦彦)といい、お金じゃないとこに吉本も行ってるのかなと思って。売り上げだけで言ったら、絶対雇うはず。今はそうじゃない感じがする」と事務所の体制の変化を指摘した。
その上で「ただほんまに、吉本のボタンがどうしても掛け違ったまま進んだ気がするねん」とぽつり。2年前の“加藤の乱”に加え「(相方の)山本(圭壱)がこんなに長いこと(戻れない)とか、加藤にしては理解できへんことも多かったり」と推察した。
ここで、杉村太蔵が「エージェント契約ってこんな都合のいい話はない。売れるまでお世話になっといて、売れたらエージェント。会社からしたらじゃあ新しい人を売り出そうとなるのは当たり前。もう契約したくないとなるのはごくごく当たり前の結論」と厳しく指摘。
すると今田は「僕らは吉本っ子なんですよ。そのごくごく当たり前のことが、加藤もみんな欠落してる部分がある。僕らおぎゃーと生まれてバイト経験はあっても、ちゃんと社会のシステムに組み込まれた経験がないから。おっしゃられていることはホントにそう」と理解を求めた。
さらに「普通の会社だったらアウトなところを、『あほやなあ、分かったか』ってもう一回引っ張てくれるのが吉本やった。だからみんなビックリしている。しかもさっきの『まだ売り上げ持ってくるのに切るんや』っていうのもあるし。だから新しい体制になろうとしてるやな、と肌で感じる」と感想を述べた。