奇跡! マイネル軍団・岡田繁幸氏関連馬が“追悼ワンツー” 平沢騎手「見えない何かが…」

20日に中山競馬場で行われたペガサスJS(障害オープン、芝3350メートル)で、マイネルレオーネ(牡9・清水久)が1着、トラスト(牡7・長谷川)が2着し、前日に逝去が伝えられた岡田繁幸氏(享年71)の関連馬によるワンツーフィニッシュとなった。

岡田繁幸名義のトラストが積極的にハナを奪い、直線では併走馬を振り切って一度は先頭へ。粘り込みを図る中、外から襲い掛かったのが、自身が立ち上げたサラブレットクラブ・ラフィアンの勝負服をまとった平沢=マイネルレオーネだった。

同馬で3勝目をマークした平沢は「体調は(自身が乗った)2走前の方が良かったが、ゲートをこんなに出たのはこれまでで初めて。目に見えない何かがあるのでしょうか…」と、岡田氏の天国からの後押しも感じた様子。

一方、陣営が喪章をつけて臨んだトラストは2着。管理する長谷川調教師は「休み明けを思えばよく頑張った。開業の時からこれほどの馬を任せていただいたし、僕自身も(新人の騎手時代に)マイネサマンサで初騎乗初勝利させてもらいましたからね。お話ししていただいたことを肝に銘じて、『一生懸命やっていきます』と(天国の岡田氏に)お伝えしたい」と決意を新たにしていた。

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