レズ鑑賞クラブティアラ・ゆう×レズっ娘クラブ・いち - あなたのそっと漏れる言葉を聞き逃しません。ありのままを受け入れられる経験をレズ風俗で!

鑑賞コースやレズバトル鑑賞コースなども! 多彩なコースのレズ風俗

──まずは、おふたりの自己紹介をお願いいたします。

いち:レズっ娘クラブ大阪店(以下、「レズっ娘クラブ」)に在籍させていただいております、キャストのいちです。2014年9月に入店をして、現在は在籍6年半ほどです。

ゆう:レズ鑑賞クラブティアラ大阪店(以下、「ティアラ」)に在籍中のゆうと申します。2008年9月に入店しました。移籍期間なども含め、在籍13年目です。

──ゆうさんは「ティアラ」、いちさんは「レズっ娘クラブ」に在籍されていますが、それぞれのお店の違いを教えてください。

いち:どちらのお店も、戸籍上が女性で18歳以上の方であればご利用が可能です。お外で食事やカラオケ、お買い物や観劇などにご一緒させていただく「デートコース」や、ホテルでプレイを楽しむ「ビアンコース」があります。「お泊まりコース」や「一泊二日〜」なども基本的には両店舗とも同じで、「全国どこでも出張可能」という点や、「オプションのご利用」などについても同じです。ただ、「鑑賞コース」はティアラにしかありません。男性のお客様が「ティアラ」のキャスト同士のプレイを鑑賞できるというものです。また、カップルのお客様にキャストが混じったりできる「カップルコース」もあります。女性のお客様はキャストとの接触もできます。「鑑賞コース」は、実際に現場へ出ておられるゆうさんの方がお詳しいかと思います。

ゆう:いちさんの仰るとおり、「ティアラ」には「鑑賞コース」と「カップルコース」があります。男性のお客様もご利用が可能な、観るだけのコースです。「カップルコース」は、男性のお客様が女性のお連れ様をおひとり連れて来ていただくコースなので、お越しいただいた女性のお客様は私たちキャストと絡むことができます。「レズっ娘クラブ」との大きな違いは、キャスト同士の絡むシーンを、私たちも生で鑑賞できることです。「ティアラ」でのご利用の楽しみは、キャスト同士の組み合わせを楽しむことができるところで、男性のお客様にも観ていただくという楽しみを与えられるところですね。

いち:ちなみに、「レズっ娘クラブ」のキャストも、「鑑賞コース」に参加させていただくことが可能なんです。その場合は、お客様・「ティアラ」のキャストふたり、もしくは複数・「レズっ娘クラブ」キャストという組み合わせで、女性のお客様と一緒に「ティアラ」のキャストのプレイを鑑賞させていただくことができます。ただし、女性のお客様はプレイに参加ができますが、私たち「レズっ娘クラブ」のキャストはあくまでも鑑賞のみで、プレイには参加ができません。

ゆう:最近では、女性のお客様の「鑑賞コース」や、「レズバトル鑑賞コース(以下、「バトルコース」)」のご利用も増えました。また、「ティアラ」では「鑑賞コース」などで、相方となるキャストが必要ですので、「レズっ娘クラブ」と比べてお客様との接し方やお仕事の相談などキャスト同士が話し合える機会が多いので、自分自身の勉強や、訓練にもなります。そういった意味で技の習得がはやいのは、「ティアラ」キャストの醍醐味だと思います。

いち:昔は、それぞれのお店でコース料金が違ったりもしましたね。現在は私服の写真もありますが、当初、「ティアラ」キャストはプロフィール写真が下着姿のみだったという違いもありますね。

ゆう:わたしも一時期、「レズっ娘クラブ」に在籍していたことがあるので、なんとなくの違いもわかるのですが、「レズっ娘クラブ」は完全に女性向けです。どちらかというとボーイッシュなキャストも多く、多種多様の素敵なキャストを選べるところにも違いがあると思います。また、嫉妬心の強いお客様は「ティアラ」だと、より嫉妬を加速させてしまう要素になりかねないこともあるかと思います。いくら仕事とはいえど、他のキャストとの絡むお仕事もあるので。まあ、それを刺激にして愉しむのもいいと思いますけどね! どちらのお店が自分に合うのか、そして、どんなキャストが自分に、合っているのか……それぞれの店舗の良さと、マイナス面をしっかり見比べるのも遊び方の醍醐味だと思います。

いち:ゆうさんに、「鑑賞コース」で印象的だったことをお聞きしたいです!

ゆう:まず、一番思い出に残る印象的だった「鑑賞コース」は、高級ホテルの一室での、わたしと他4名のキャストとの豪華絢爛な鑑賞コースですかね。他キャストの絡んでいる美しい姿を目の前で見ることができる貴重な時間でした。皆さんと一緒に、ホテルのフルーツを食べた記憶が懐かしいですね(笑)。他にもいろいろあるのですが、男性のお客様が洋服を脱いだ時におむつを着用されていたこと……! あれには驚きました。相当なこだわりがあるドMな方なのだろう、と一発で理解しました。

いち:「バトルコース」はどんな感じなんですか?

ゆう:「バトルコース」は、お相手のキャストによって大きく変化がでますよ。とにかくイカせあいをすること、同時に我慢大会になるということですね……(泣)。おそらく、今までに習得した技をフルに使って披露する場でもあるのでしょうね。でも、いくら「バトルコース」とはいえ、相手のキャストをちゃんと思いやる愛があります。痛みはないか、苦しくないか……など、より良い魅せ方がないかと常に研究しているわけです。そんなことを考えている「思いやりのバトルコース」でもあります。

──思いやりのバトル! キャスト同士の愛情が垣間見えると、お客様はますますときめきそうですね!

深いところにシフトして、道しるべになりたい(ゆう)

──おふたりが入店をされたきっかけを教えてください。

いち:3月22日の単独イベントでも詳しくお話しさせていただく予定ですが、入店のきっかけは、まさに大先輩のゆうさんなんです! ネット検索をして「レズっ娘グループ」のHPを見つけてゆうさんの存在を知り、ブログを隅々まで読ませていただきました。そして、たくさんのお客様に必要とされておられる姿に強い憧れを抱いたんです。私も、ゆうさんのように、たくさんの方に喜んでいただいて必要としていただけるような人間になりたい……! と思ったんです。当時、ゆうさんの他にも、フェムリバとして在籍されていた方にもお会いしてみたくて、利用をするかかなり悩みました。「レズっ娘グループ」では、一度でもお客様として利用経験があるとキャストには応募できないんです。だから、自分が利用する側になるか、キャストに応募するかで悩みましたが、やはり、自分はキャストとしてお客様をお迎えする側になりたい! と思って応募しました。でも実は、2回落ちていて、3度目の応募でようやく受かったんです。ゆうさんは、Rooftoopでコラムを連載されていますが、そこにはまだ「ティアラ」に応募したきっかけを書かれておられなかったかと思います。入店のきっかけ、とても気になります!

ゆう:入店のきっかけは、当時、生活に困っていたためなにか高時給の仕事はないかと、ネットで探していたんです。次回、掲載予定の連載コラムのなかでもお話しさせてもらうのですが、最初は男性向け風俗に応募しようと思って実際に面接までしていました。ですが、なんとなく信用のできない場面があったりと不信感が強かったため、ここは違うな……と面接で断りました。それで、他の仕事を探すことにしたんです。自分の本業の時間をとることに重きをおきたかったので、高時給の仕事に絞って探していて、水商売など、いろいろな仕事の経験をしました。そんなときにたまたまみつけたのが、「レズっ娘クラブ」の広告のリンクだったんです。当時は、そんな店が本当にあるのかな?! 嘘くさいなぁ……とか思いながらもサイトを覗いてみたんですよ。すると、なんだか稼働している感じはするし、確かにお店自体が存在していたんです。当時の在籍キャストさんたちのブログも拝見できたので、実際にどんな感じで働いているのか気になって、日常を覗き見してみたんです。そのうちにどんどん興をそそられて、するするっとキャスト応募の文章を見ました。利用するという感覚は起こらず、すぐにでも働きたいという一心だったわけですよね。そして、お店に連絡したんです。なんと、いちさん同様、私も1度落とされました(笑)。2度目の挑戦で、やっと受かったわけです。

──おふたりとも2回応募されていて、「ここで働きたい!」という強い意思があったんですね。面接ってどんな感じで行われるんでしょうか?……特殊なチェックなどありますか。

いち:私の場合は、(大阪の)ミナミエリアのカフェで御坊さんに面接していただいたのですが、具体的な質問は2、3個だけで、あとはほとんど雑談でした。風俗という世界に関わるのも初めてだったので、「面接ってどんな感じなんだろう……めっちゃ怖かったらどうしよう……もしかして、その場で脅されたりとか……?!」と、ビクビクして行ったのですが、金髪でパーカーにデニムにリュックという若いお兄さんが現れて、場所も普通のカフェだったし、「なんでも好きなドリンクを頼んで」と気軽な空気感で話していただいたので、緊張はしたものの恐怖は一瞬でなくなったことを覚えています。

ゆう:私は事務所での面接でした。5畳くらいのアパートの一室で御坊さんとふたりきり。最初、ちょっと不安になりました。なんだか、そのアパート付近は来ちゃいけないようなただならぬ雰囲気だったので、せまくて、音のうるさい階段をのぼるときが一番緊張した場面です(笑)。でも、面接自体はそんなに時間はかからなかったんですよ。写真の撮り方についてや、服装や髪形について相談をしたりと、私からもいろいろ質問をしたような覚えがありますね。直感ですが、御坊さんと話していて嫌な雰囲気がしなかったんですよね。なんとなく信頼できる気がして、ここで諦めず働く決意をしたんです。マニュアルも今ほど細かくはなくて、A4で1枚くらいの情報量でした(笑)。当時は、自分で仕事覚えようね!って感じでしたね。

──実際に入店をされて、面接前と印象が変わったことはありますか?

ゆう:めちゃくちゃ変わりました! 私は、女性がこんなに寂しい想いをしているなんて想像もつきませんでした。当時は、正直言って、風俗界の中でもレズ風俗自体にめちゃくちゃ需要があるわけではないような気がしていたので、とにかく、お客様は精神的にも癒される相手を探している現状に本当に驚いています! そういう人に出逢うのは日常的に簡単なことじゃないので、したいことや、聞いてほしいこと、今じゃなきゃだめってことを伝えたい、行動したい……そんな気持ちで逢いにきてくださるんです。だから、ただセックスをしてただ話を聞くだけじゃない。もっと深いところにシフトして、お客様の道しるべになりたいと思うようになりました。そうやって接客スタイルが構築されていったんだと思います。

いち:風俗という世界に対して、やはり初めは、性的な欲求を満たすことが求められるという印象が強かったです。でも、入店のきっかけでも書かせていただいたように、入店前にゆうさんをはじめとする先輩キャストさん方のブログを読ませていただき、性的なものだけではない「なにか」があるのだろうなというのを感じていました。入店する前から、私はその「なにか」が知りたかったのかもしれません。そして実際に入店して、お客様と関わらせていただく中で感じたのは、ゆうさんもおっしゃられているように、お客様は精神的な癒しを求められているということでした。あくまでも私の主観ですが、男性向け風俗では性的な欲求がまず一番にあって、それが満たされた結果として癒されるという印象ですが、女性向け風俗は、精神的な癒しを求める気持ちが一番にあって、それを満たす一つの手段として性的なことも含まれる、という感じですかね。私が知りたかった性的なもの以外の「なにか」は、「心の繋がり」ではないかなと思っています。人間関係が希薄な社会ですし。誰とも繋がっている感覚がない、居場所がないと感じる、本音を曝け出せる場所がない……そんな寂しさはとても身近なものだと思いますし、その中で、セックスという身体的な繋がりだけでなく、心の繋がりを感じて、疲れたらいつでもありのままの自分で戻ってこられる場所、そんな癒しになれたらいいなと思うようになりました。

──精神的にさらけだしてから触れ合うことで、お客様の心が満たされていくって素敵ですね。お仕事をしていて嬉しい瞬間を教えてください。

ゆう:お客様からそっと漏れる言葉ですね、聞き逃しません。そこに真実がある気がします。めちゃくちゃ嬉しいのは、誰かの役に立てたんだと実感する瞬間です。そして、自分の実力や技術が上がった……! と思えるときですね。

いち:嬉しい瞬間は、ありすぎてまとめるのが難しいくらいです。まず、初めてお会いするお客様に対しては、ご予約の際の伝言で、「不安もあるけど勇気を出してみました!」や、「前から知っていて、悩んでいたけど◯年越しにようやく利用する決意をしました!」といったメッセージをいただくと、「前から知ってくださっていたんだ!不安もある中で勇気を出してくださったんだ!」と嬉しくなって、お会いできるのが楽しみで、ワクワクと待ちきれない気持ちになります。そして、お会いしたあとに、「勇気を出して来てよかった」「不安だったのが嘘みたい」「もっと早く一歩踏み出せばよかった」とお声がけいただくと、このお仕事をしてて良かった! って思います。

──キャストさんも会うことを楽しみにしてくださっているなんて、お客様も嬉しいですね!

いち:でも、実は私の場合、ご新規様、リピート様に関わらずお客様をお見送りした後はいつも、本当に喜んで頂けたのだろうか、もっとこうした方が良かったのではないか、という猛烈な自己反省会が頭の中で繰り広げられるんです。その時点でまだお客様からのフィードバックはないわけですから、すごく不安になって、嫌な思いをさせてしまったのではないかと反省点がいっぱい出てきてへこんだりします。そんな中で、温かいレビューをいただけたり、次のお約束を頂けた時は、ものすごく嬉しいです。また、「会える日が楽しみで、それがあるから頑張れる」といったお声をかけていただける時、一緒に過ごせる時間だけでなく、会えない時間も繋がっていられるのがとても嬉しく感じます。他にも、夢や目標に向かわれていたり日常でなにかしらの課題を背負われている方が、それらを話してくださったり相談してくださったり、また、それが前進したり達成したりした時に、報告に来てくださるのがめちゃくちゃ嬉しいです。この広い社会で、人生を一緒に進んでいるような繋がりを感じられるんです。

──実際の日常生活とは違う場所だからこそお話しできることってたくさんありますよね。

いち:最近だと、会えなくても、「メッセージ+」というサービスで辛かったり悩んでいることをご相談いただけたり、嬉しかったことや、頑張っておられることを話していただけるのも嬉しいです。性的な観点から申しますと、コンプレックスが和らいだり、苦手だった性的なことに恐怖を感じなくなったり、これまで味わったことがないほどの快感だった、などを伝えていただけた時は、このお仕事のやりがいを感じてとても幸せです。

ゆう:そういえば、いちさんが国立大生と公開していましたが、身バレとか大丈夫ですか?

いち:本来ですと、卒業してから、「元◯◯大生」という形で公表すべきなのだと思います。でも、将来的に書籍やメディアを通じて、生きづらさを抱えている方々へ手を差し伸べられる活動がしたいという想いが強く、それを目標に、キャストというお仕事をしながら学問的な追求をしている立場だということをお客様に知っていただきたいという気持ちがありました。また、3月22日に単独イベントの場を与えていただき、そこで自分の目標や想いを伝えるには、国立大生という背景を公開した方が良いと判断し、お店とも相談して公開をしました。もちろん、それがきっかけで身バレや、なにかしらのトラブルによって目標が達成できなくなる恐れもありますので、卒業までは専攻等の詳細は伏せさせていただくつもりです。

ありのままのあなたが受け入れられ、肯定され、愛される場所がここにあります(いち)

──コンプレックスに苦しんでいたり、自分のセクシャルに向き合うことがこわかったり、いろいろな不安を持っている方が多いかと思いますが、お店を使ってみたくて迷っている方へメッセージをお願いします。

ゆう:コンプレックスって、自分が作り出しているものだと思うんです。だから、理由を作って逃げたらそこでおしまいだと思います。一度きりの人生なんですから、どんな容姿でも、どんなに自信がなくても、自分が自分であるために勝負をかけないと(笑)! みんな、自分に大満足なんかしてませんから、駄目だ……と悩んでさらに素敵な高みを目指すのだと思います。自分への投資だと思って人生をかけてみてください。そこから、はじめましょう。そうしたら、嫌でも気づくことがあります。その時、きっとなにかが生まれてますよ。絶対に後悔はさせません!

いち:容姿やセクシャリティ、社会的地位やこれまでの経験の有無などにおいて、もしあなたがコンプレックスに感じておられることがあるとしたら、それによって、相手に嫌がられたり、否定されたらどうしよう……という不安が生じてしまう、というのは誰にとっても身近にある「生きづらさ」ではないでしょうか。でも、どんなあなたであっても、ありのままのあなたが受け入れられ、肯定され、愛される場所がここにあります。大人になってから、「ありのままを受け入れられた経験」をあなたはいくつ思い出せますか? 例えば赤ちゃんは、Being(=生きてる・存在してる)だけで認められたり、愛されたりしますよね。でも大人になると、Having(=なにを持ってるか・なにができるか)で評価されるようになってしまいます。本当は、毎日あなたがあなたとして生きているだけで素晴らしいことなのに……。「ありのままを受け入れられる経験」というのは、人間のメンタルにとって大きなプラスの効果があるというのは、実は科学的にも証明されています! だから、是非ここで、その経験をしてみてほしいです。きっとその後の人生の見え方が変わります。一緒に新しい世界をみましょう!!

──素敵なご回答ありがとうございました! おふたりになら他の人には言えないことまでなんでも話せちゃいそうな気がしました……。最初の一歩が踏み出せない方は、まずは「デートコース」でおふたりの優しい人柄に触れていただきたいなと思います。

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