“犬生”満喫中 対馬産木材に囲まれて

元保護犬の雑種「蒼空(そら)」

 対馬市上県町の木工職人、島居佳都雄さん(56)が作った小屋で暮らす、元保護犬の雑種「蒼空(そら)」(オス、生後推定10カ月)は、地元産木材に囲まれた“犬生”を満喫中の様子。
 保健所に保護されていたのを昨年5月末、島居さんがもらい受け「対馬の青い空の下で駆け回ってほしい」と名付けられた。島居さんが木材を探す際には一緒に野山に出かけ、自由に遊び回っているという。
 工房前にある犬小屋(高さ約1.3メートル)は昨年6月完成。ケヤキ材を磨いたネームプレートを取り付け、サクラの皮付き材でえさ皿を製作。訪問客から表札作りの依頼を受けたこともあり、島居さんは「これが本当の看板犬です」とにっこり。

© 株式会社長崎新聞社