県春季高校野球が開幕 沖縄工が八重山商工など連合にコールド勝ち 

 第68回県高校野球春季大会(県高野連主催、琉球新報社共催)は20日、開幕し、沖縄セルラースタジアム那覇など3会場で1回戦9試合を行った。沖縄工は7―0で八重山商工・宮古工・宮古総実連合に七回コールド勝ち、豊見城は宮古に7―3で勝利した。那覇商はコザとの延長戦を4―3で競り勝った。前原は南部商・美里・陽明・久米島連合を17―8の七回コールドで制した。美来工科は8―7で北中城を退け、知念は北山に5―2で勝った。八重山農林は3―2で日本ウェルネスを下し、中部商は7―0の七回コールドで宜野湾に勝利。北谷は北部農林に16―0の五回コールドで完勝した。21日は1回戦9試合が行われる。

豊見城・垣花 攻守で光る
 昨秋8強の宮古に豊見城が競り勝った。粘りの投球で垣花琉陽が宮古打線を抑え、打撃では確実な進塁で好機を得点につなげた。逆転された直後の三回。絶妙なプッシュバントで出塁した友利吉汰をはじめ、小技と足を使った攻撃が光った。

沖縄工が好発進

 沖縄工が快調に滑り出しで2回戦に駒を進めた。先発の翁長大士が外角や低めに集める丁寧な投球で六回まで無四球、9奪三振の無失点ででまとめ、知名淳監督も合格点をつけた。

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