格闘技イベント「RIZIN.27」(21日、愛知・日本ガイシホール)で元K―1戦士・大雅(24)が、基山幹太(19)に判定勝ちを収めた。
当初対戦予定だった小川翔(27)が網膜剥離発覚のため欠場。代わりの相手となったのが大雅に憧れキックボクサーになり、プロで7戦6勝を挙げている期待のファイター・基山だった。
試合前には「レベルの違いを見せたい」と言っていた大雅に対し、基山はゴングと同時に物おじせずに前に出てくる。だが落ち着いて左ボディーから右フック、右ボディーと畳みかけ逆にプレッシャーをかけて1Rが終了。
2Rに入って回転を速め、的確にワンツーを当てていくも打たれ強い基山を仕留めきれない。最終3Rでは鼻血を出した基山に対し「来い!」とアピール。両者足を止めて打ち合う場面もあったが、基山が驚異の粘りを見せてそのままゴングが打ち鳴らされた。
ジャッジは3―0のストレート判定。大雅は「基山君は気持ちが強くてムキになった。どんどん伸びていくと思うので楽しみ」と若武者に期待を寄せると「自分は上のステージに行きたいので、強い選手に勝てるよう頑張ります!」と力強く語った。