中日10年ぶりV願う名物アナウンサーが〝ずぶ濡れ〟滝行

今年も滝行を行った若狭敬一アナウンサー(本人提供)

中日10年ぶりの優勝に向けて今年もあの男が〝びしょ濡れ〟となった。中日応援番組「サンデードラゴンズ」(CBC)でMCを務める若狭敬一アナウンサー(45)がドラゴンズV祈願のため赤目四十八滝(三重県名張市)の中の大日滝で滝行を敢行。21日の同番組でその模様が放送された。

2013年から17年のドラフトまで5年連続で取材したドラフト1位候補選手が中日入団とならなかったことで、18年ドラフトから若狭アナは滝行を行うようになった。すると根尾、石川昂、高橋宏と3年連続で意中の選手の中日入りが実現と効果バッチリ。さらに昨年開幕前にも滝行を行うとチームは8年ぶりのAクラスとなった。

そこで今年も昨年と同じ落差40メートル以上あるという大日滝で滝行を敢行したのだが「水温約7度とこれまで浴びた滝の中で最も冷たかったです」(若狭アナ)と最悪のコンディション。あまりの冷たさに滝の水を浴びることができたのは1回につき5~10秒ほど。それでも「ドラゴンズ優勝! 日本一!」「与田監督胴上げ!」「大野雄大沢村賞!」「福谷大活躍!」と寒さに震えながら監督、選手ら15人の名前を挙げてチームの優勝と選手の活躍を祈願した。

「今回も含めて6回も滝の水を浴びているので、そろそろ秋にはビールを浴びたい。こんなにずぶ濡れになるんだったらやっぱりビールがいいですよ。選手の皆さんと優勝を分かち合いたい。今年こそ優勝する準備は整ったと思います。10年ぶり3回目のビールかけを期待しています」と本紙に語った若狭アナ。

これまで07年の日本一と11年のリーグVのときにビールかけの中継を行っているが、果たして今季その願いはかなうのか――。なお若狭アナが行った滝行の完全版はユーチューブの燃えドラチャンネル(CBC公式)で近日中に公開される予定だ。

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