【第3四半期】クスリのアオキHD、売上高+2.3%、営業利益+19.8%

【2021.03.22配信】クスリのアオキHDは2021年5月期 第3四半期連結業績(2020年5月21日~2021年2月20日)を公表した。それによると、対前年同期比は売上高+2.3%、営業利益+19.8%だった。

グループの店舗数は、ドラッグストア670店舗(うち調剤薬局併設346店舗)、調剤専門薬局6店舗の合計676店舗

第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2268億7500万円(前年同期比2.3%増)、営業利益

この期間(2020年5月21日~2021年2月20日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感
染症の世界的な感染拡大の影響を受け、感染拡大防止のための休業要請や外出自粛要請が本格化し、企業活動や個人消費は大きく収縮、景気は急速な減退局面となっている。製造業を中心に一部経済活動再開の動きが見られるものの、1月中旬より感染の再拡大が生じたことにより、11都府県にて緊急事態宣言が発令され、消費環境の先行きは今後とも不透明な状態が続くと想定される。

ドラッグストア業界においては、感染症防止対策としてのマスクや消毒液等の衛生関連商品、外出自粛に伴う食料品・日用品等の需要が急増する等、生活スタイルの変化に伴う消費行動の著しい変化がみられている。

一方、熾烈な出店競争や価格競争に加え、業界上位企業による経営統合やM&Aなどの寡占化はより激しさを増し、依然として厳しい経営環境が続いている。

同社グループでは、このような環境のもと、従業員のマスク着用の義務付けや店舗出入口への消毒用アルコールの常設、レジへの飛沫防止パーテーションの設置など感染予防対策を徹底し、地域の顧客が安心して来店できる店舗づくりに注力した。

店舗の新設については、ドラッグストアを北信越に12店舗、東北に12店舗、関東に14店舗、東海に5店舗、関西に3店舗の合計46店舗の出店を行い、さらなるドミナント化を推進した。
また、ドラッグストア併設調剤薬局を北信越に15薬局、東北に5薬局、関東に22薬局、東海に11薬局、関西に4薬局の合計57薬局を新規に開設。グループの店舗数は、ドラッグストア670店舗(うち調剤薬局併設346店舗)、調剤専門薬局6店舗の合計676店舗となっている。

調剤は9.9%の構成比に

商品別販売実績は下表の通り、ライフの構成比が最も高く62.3%。調剤は9.9%の構成比となった。

地域別販売実績では、関東が25.1%に

地域別販売実績では、関東が25.1%と、北信越に次ぐ規模になっている。

なお、通期では売上高 3120億円(前期比3.9%増)、営業利益 165億円(同0.9%増)、経常利益 169億円(同0.4%増)、純利益118億円(同5.0%減)を見込む。

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