【イベント報告】高校生向けオンライン講演会「第二回:看護師が語る紛争地のリアル。国と命の境目で。」

国境なき医師団(MSF)は3月13日、高校生を対象としたオンライン講演会シリーズ2回目 「現役高校生と考える、国際人道援助 ~私たちに何ができるのか~ 第二回:看護師が語る紛争地のリアル。国と命の境目で。」を開催しました。(共催:昭和女子大学附属昭和高等学校、昭和デジタルスクエア)

当日は、高校生と一般の方を合わせ約550人が参加しました。手術室看護師/リクルーターの白川優子が、冒頭からクイズを交えて日本の日常と南スーダンの現状の違いを伝え、活動していた地域で突然戦闘が始まり、自身も避難しながらも人命を救う活動を続けた経験を話しました。視聴者参加型のワークショップでは、シリアで活動中に運び込まれた2歳の女の子をめぐる「命のジレンマ」について、参加者に「自分ならどんな決断をするか」問いかけ、たくさんの参加者が積極的に意見を発表しました。

質疑応答の時間では、MSFを選んだ理由や、活動のやりがい、辛くても続けられる原動力、現地でのメンタルケア、紛争地の人びとのために私たちができることなど、さまざまな質問に答えました。

講演会は以下より視聴できます。ぜひご覧ください。(再生時間:約90分)
 

国境なき医師団日本 事務局長の村田慎二郎による「第一回:国際人道援助に挑戦する理由」の講演動画はこちらから見られます。ぜひこちらもご視聴ください。

【イベント報告】高校生向けオンライン講演会「第一回:国際人道援助に挑戦する理由」
 

講師派遣について

国境なき医師団では、若い世代に世界で起きている人道危機を伝え、行動を起こすきっかけとするため、小学生向けの教育プログラムや、中学校・高校へ海外での援助活動経験者を講師として派遣する、講師派遣活動に力を入れています。詳しくは下記ページをご参照ください。

講演・小学生向け教育プログラム

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