【WWE】〝ザ・フィーンド(悪魔)〟が約3か月ぶりに電撃復活 毒蛇オートンを失神させる

復活したワイアット(右)と対峙したオートン(中)はアレクサに突き飛ばされた(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ21日(日本時間22日)発】WWEのPPV大会「ファストレーン」が開催され、〝毒蛇〟ランディ・オートン(40)対黒い小悪魔アレクサ・ブリス(29)戦中に〝ザ・フィーンド(悪魔)〟ことブレイ・ワイアット(33)が約3か月ぶりに復活。オートンをシスター・アビゲイルで葬った。

オートンは意を決してリングイン。コーナーにかけ上がりポーズを決めるが、アレクサの登場を待たずして、またもや口から黒い謎の液体が流れてしまう。「ゲホゲホッ」とせき込んだ毒蛇は数秒間、のたうち回ったが、タオルで液体を拭くと「カモン! ブリス!」と鬼のような形相で絶叫した。

ここで歪みに歪んだ「ファイアファン・フライハウス」のテーマに乗って小悪魔が登場。場内が薄赤く暗転した中でゴングが鳴らされた。

だがゴングと同時にリング上には巨大な炎が噴き上がる。動転したオートンは突進するも、コーナーに自爆。場外へ逃げたアレクサは不気味な笑みを浮かべて後ずさりした。すると直後には場内照明セットが毒蛇の頭上に転落。直撃していれば即死だった。もはや試合ではない。小悪魔の魔術展覧会だ。

「カモーン、ランディ」とリングに毒蛇を上げた小悪魔は息を吹きかける。するとごう音と突風が起きて毒蛇は後方へ飛ばされた。

その直後。リングの下から〝ザ・フィーンド(悪魔)〟ことブレイ・ワイアット(33)の姿が…。昨年12月「TLC」で〝焼殺〟したはずのご本尊がついに約3か月ぶりの復活降臨だ。

完全におびえるオートン。小悪魔が背中を突き押すと、悪魔がカウンターでシスター・アビゲイル一撃。そのまま小悪魔が押さえ込んで3カウントを奪った。

復活した悪魔は仁王立ち。小悪魔はその前でポーズを決めると、コーナー四方から巨大な火柱が上がった。オートンは大の字で失神状態となった。

これで祭典「レッスルマニア37」(4月10日、11日)での悪魔と毒蛇の最終対決は避けられなくなった。

「レッスルマニア37」は日本時間4月11、12日、WWEネットワークで配信される。

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