自由が罪と教えられた白色テロ時代の台湾舞台 大ヒットゲーム映画化「返校」 邦題決定&ビジュアル公開

2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化で、白色テロ時代の台湾の学校を舞台にしたダークミステリー映画「返校(原題)」の邦題が、「返校 言葉が消えた日」に決定した。7月に劇場公開される。

「返校 言葉が消えた日」は、2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化作品。「悲情城市」「牯嶺街少年殺人事件」でも舞台となった、30年に及んだ白色テロ時代(中国国民党政府が反体制派に対して行った政治的弾圧)という台湾の負の時代を描いている。第56回金馬奨では主要12部門にノミネートされ、最優秀新人監督賞を含む最多5部門を受賞。2019年の台湾映画でナンバー1の大ヒットとなった。また、映画で描かれている時代の30年後を舞台としたドラマ「返校 -DETENTION-」が、昨年12月からNetflixで全世界独占配信されている。

このたび公開されたポスタービジュアルには、主人公である女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)を中心に、男子学生のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)、男性教師のチャン(フー・モンボー)、女性教師のインが、舞台である学校を背景にたたずむ姿が切り取られ、「自由が罪と教えられた時代。あなたなら、どう生きましたか?」のコピーが描かれている。

【作品情報】
返校 言葉が消えた日
2021年7月 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
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