飯島寛騎が「警視庁・捜査一課長」に鑑識課員として新加入

飯島寛騎が、テレビ朝日系で4月8日からスタートする連続ドラマ「警視庁・捜査一課長 season5」(木曜午後8:00)に、新たな鑑識課員・古代学役としてレギュラーメンバー入りすることが分かった。

飯島は、2016年の「仮面ライダーエグゼイド」の宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド役で俳優デビューし、男劇団 青山表参道Xの中心メンバーとして活躍。昨年放送の「未解決の女 警視庁文書捜査官」(同系)で刑事ドラマにも初挑戦したほか、「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」「ブレイブ -群青戦記-」など、多数の映画出演作の公開を控えている。

物語の舞台は、警視庁の花形部署である捜査一課。400人以上の精鋭刑事を統率する捜査一課長は、ヒラの刑事からはいい上がってきたノンキャリアの“たたき上げ”である大岩純一(内藤)が、“大福”こと平井真琴(斉藤由貴)、小山田大介管理官(金田明夫)、運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)、板木望子管理官(陽月華)、遊軍刑事・天笠一馬(鈴木裕樹)らと、「必ずホシをあげる!」の大号令とともに数々の難事件に立ち向かっていく。

飯島が演じる鑑識課員・古代は、臨場する大岩らに対し、若い世代ならではの視点から捜査のポイントを提示する役目を担う。しかし、常にタブレットで情報をデータ化して共有しようとするため、アナログ世代の小山田管理官とかみ合わないという一面も。また、古代にとっては、2000年代前半のものは“レトロ”と認識し、平成時代のアイテムが現役で使われていることに驚いたりするため、大岩や小山田とはジェネレーションギャップも生まれ、しかしそれが事件解決の端緒となることも。

まさに“新時代の鑑識員”という役どころについて、飯島は「古代本人はものすごく真面目な男なのですが、いかんせんキャラクター性が強くて、いまどきの言葉のチョイスから“変わり者だな”と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも警察で働いているということは平和を願う気持ちは強いはずなので、正義感を大事に演じていきたいなと思っています」と意気込む。

さらに「いい意味で“変態”っぽくありたいなと思っているんです。皆さんにとっては風変わりな言動かもしれませんが、古代にとってはそれが当たり前のことなので…。視聴者の方には“最近の若者はこんな感じなんだ”“かわいらしいじゃん”みたいに感じていただけたらいいな。僕自身も後輩との接し方に悩むことはありますし、普通の会社でもそういうことは多いと思うのですが、そんな壁をぶち抜いて一緒に仕事をしていけたらいいよね、というメッセージにつながればと思っているんです」と役に込める思いを打ち明けた。

そんな古代というニューフェイスに関して、内藤は「事実のみを伝える従来の鑑識ではなく、そこに彼なりの推理を加えてくれるので、ちょっと“刑事寄り”の鑑識ともいえる新しい存在。若さゆえのスピード感があり、セリフ一つとっても言葉のセレクトが僕らと違うのですごく面白いキャラクターだなと感じています」と、新たな息吹に期待を寄せる。

そして、飯島の印象については「ドラマ上では、古代と大岩たちの間に生じる“世代間ギャップ”がアピールされるのですが、実際、飯島くんと話していると、ギャップなんてものは感じず、最初から仲間だったような感覚すら覚えます。彼は変に構えたりせず、心の距離を作らないんですよ。とても柔軟で、監督のオーダーに対応してポンとお芝居を変えることもできるので、現場になじむのも早かったです」と絶賛。

そんな内藤の言葉に「内藤さんは現場の人間の心に燃料を注入してくださる方なんだなと感じました。この『警視庁・捜査一課長』は、“『アベンジャーズ』感”がスゴイ! 内藤さんの一言によって全員が一体となって士気を高めるなんて『一課長』にはヒーローもののような魅力があります」と感銘を受けたよう。

最後に「鑑識の魅力は音楽でいえばベースみたいなもの。鑑識がいなければ、ある意味、捜査は成り立たないと思うので、古代は“若造”だけど、この作品になくてはならない存在なんだなと思ってもらえたらうれしいですね」と笑顔で語った。

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