パナソニック、顔認証SaaSプラットフォームに入退・チケッティング連携の機能を追加

新型感染症の拡大を受け、非接触対応のニーズは増加している。コンサート会場やスポーツ施設などの大型施設で開催されるイベントでは、入場ゲートでの対応において、従来の有人による対応ではなく非接触でのチケット確認や受付業務の省人化等、人との接触を極力低減した対応が求められている。また、ライブ・コンサートなどのイベントでは、チケットの不正転売やなりすまし入場で犯罪につながるリスクも発生しており、犯罪抑制の観点で顔認証による本人確認の必要性が高まっている。パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は、2020年11月に提供開始した顔認証SaaSプラットフォームに入退、チケッティング連携の機能を追加し、提供を開始した。また、顔認証SaaSプラットフォームの名称を「KPASクラウド」に変更した。今回追加した入退機能は、入退管理システムと連携することができる。これにより、自社製品に顔認証機能を追加したい企業は、専用のアプリケーションを開発する必要がなくなるとともに、システム連携により電気錠やゲートなどの解錠制御を顔認証で行うことができる。接触機会の低減と共に本人確認プロセスを入退管理に組み込むことができるようになり、導入企業の課題解決に貢献する。

入退機能 運用イメージまた、チケッティング連携機能は、顔認証システムとチケット(座席)予約システムとの連携が可能だ。これにより、チケットの本人確認システムを提供する企業は、自社で専用のアプリケーションを開発する必要がなくなると同時に、本人確認を顔認証で行う事ができるようになり、厳正な本人確認の仕組みで昨今の課題に対応できるようになるという。

チケッティング連携機能 運用イメージ

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