マリナーズ打線がド軍・バウアーから1イニング3本塁打

マリナーズは日本時間3月23日に行われたドジャースとのオープン戦、2点ビハインドで迎えた5回裏にトレバー・バウアーから3本のアーチなどで一挙5得点。見事な集中打で逆転に成功し、7対3で勝利を収めた。マリナーズ先発のジャスタス・シェフィールドはドジャース打線を相手に5回途中まで被安打4、奪三振5、与四球3、失点2とまずまずのピッチング。一方のバウアーは3本塁打を浴び、5回途中6安打5失点だった。

シェフィールドとバウアーの両先発で始まった一戦は、4回表先頭のマックス・マンシーがヒットで出塁し、続くクリス・テイラーの4号2ランでドジャースが2点を先制。バウアーは4回裏二死からカイル・ルイスにヒットを許すまでパーフェクト・ピッチングを展開し、最初の4イニングを無失点に抑えた。

ところが、5回裏にマリナーズ打線が爆発。ルイス・トレンズとディラン・ムーアの連続二塁打で1点を返すと、ムーアが三盗を決めて無死三塁となり、エバン・ホワイトがセンターへの2号逆転2ラン。続くホゼ・マルモレホスにもライトへの1号ソロが飛び出し、J・P・クロフォードがセカンドへのファウルフライに倒れたあと、ミッチ・ハニガーがこの回3本目のアーチとなる3号ソロを左中間スタンドへ叩き込んだ。

バウアーは予定の球数に達したため、ハニガーに被弾したところで降板。ドジャースは直後の6回表にマット・ビーティの犠飛で1点を返したが、マリナーズは7回裏一死満塁からカイル・シーガーの2点タイムリー二塁打でリードを広げ、7対3で逆転勝利を収めた。昨季全休のハニガーは、この日の一発も含め、オープン戦ここまで打率.314、OPS1.070と好調。「強打のリードオフマン」としての起用が濃厚となっている。

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