田中みな実がアナウンサー役で「生きるとか死ぬとか父親とか」に出演

テレビ東京ほかで4月9日にスタートするドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」(金曜深夜0:12)に、田中みな実が出演することが分かった。さらに、エンディングテーマはヒグチアイの「縁」に決定した。

ドラマは、ラジオパーソナリティー、コラムニストや作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集める“独身のカリスマ”ことジェーン・スーが、自身の家族の出来事と思い出を描いた同名のリアルストーリーを原作に実写化。主人公のジェーン・スー自身をモデルとしたトッキーさんこと蒲原トキコを吉田羊が演じ、昔は破天荒な人生を歩み今ではすっかり丸くなったが、どこか自由奔放な愛嬌(あいきょう)のある父・蒲原哲也に國村隼が扮(ふん)する。

田中が演じるのは、本作のもう一つの見どころである劇中のラジオ番組「トッキーとヒトトキ」の「お悩み相談コーナー」でメインパーソナリティーを務めるトキコの相方として番組を進行するアナウンサー・東七海。女優としても幅広いキャラクターを演じてきた田中が、アナウンサー役としてリアルな視点でどう演じるのか期待が高まる。

田中は「局アナの頃から親交があるジェーン・スーさん原作の本ということで、お話をいただいた時の感慨もひとしおでした。スーさんが大切にされているラジオの仕事で関わる人物を演じる機会をいただけて大変光栄です」と出演を喜ぶ。そして「劇中で描かれるラジオ番組『トッキーとヒトトキ』は、小道具や演出など細部にまでこだわっていて本物の番組さながらでした。局アナの頃からラジオの仕事に携わっている身として、よりリアリティーを追求できるよう、ご提案できることはさせていただきました」と元アナウンサーとしての経験を生かしたことを明かす。

また、吉田との共演について「羊さんのお芝居を目の前で見て、感じて、受け止めることができて、願ってもないような経験をさせていただきました。2人のやりとりはアドリブも多いので、そこにトキコと東の信頼関係みたいなものが垣間見えるといいなと思います。そして、羊さんのお人柄にすっかり魅了された私は、クランクアップしてからも日々羊さんを思っております(笑)」と絶賛し、「大好きな原作がドラマに。単にハートフルな作品ではありません。心の奥がチクチクとうずくかもしれません。でも、トッキーさんが共に考え、寄り添い、言葉を紡いでくれます。1人じゃないんだ、大丈夫。見終わった後に気持ちがふわっと軽くなるような作品です。ご期待ください」とアピールした。

そして、ドラマを締めくくるのが、ヒグチが歌い上げるEDテーマ「縁(ゆかり)」。書きたい言葉を歌詞にして、伝えたい思いとともに曲にする、彼女の赤裸々の歌と魂の一部でもあるピアノが奏でるダイナミックで力強いメロディーが、おかしくもほろ苦い家族の物語の最後を飾る。また、エンディング映像は、本作の監督とシリーズ構成を務める山戸結希が手掛けている。

ヒグチは「親がいなければ私がいない。当たり前のことだからこそ、忘れちゃうこと。私が老いた分だけ親も老いるのに、なぜいつまでもあの強い親だと思ってしまうのだろう。まだ何一つ親孝行のできていない私が、もう少し先の未来に何か渡せるものがあるだろうか。その未来のためには、この曲で売れることが一番の近道です。たくさん聴いてください…ね」とメッセージを寄せた。

さらに、お笑い芸人であるかもめんたる・岩崎う大、ハライチ・岩井勇気、アルコ&ピース・平子祐希が、役者として参戦する。

トキコの元カレ・青柳タツヤ役の岩崎は「まず吉田羊さんの元彼としての説得力を出せるか不安でした。出番の長さも思った以上にあり、これは勝負だぞ!と思いました」と述べ、「視聴者の皆さんへ、とてもいい仕事ができたと思います!! 羊さんと監督のおかげです! ロケの日がめちゃくちゃ寒かったので、オンエアの時無駄に寒さが伝わらないといいなぁと思ってます。極寒だったので。私の本気演技お楽しみに!!」と熱くアピール。

そして、岩井と平子は本人役で本編に登場。どんな形で登場するかはオンエアで明らかになる。

岩井は「今回、自分役で出させてもらいました。撮影の時、この役がすっと入ってきて『俺は岩井勇気役をずっとやってきたんだなぁ』と…。役者として代表作になりました。普段ラジオを聴いている人に刺さるようなシーンが散りばめられている作品です。これまで培ってきた演技を出し切りましたが、興味のある題材なので自分も放送をチェックしようと思います」とコメント。平子は「吉田羊と平子祐希の流れるような演技合戦。一瞬だぞ、見逃すな」と呼びかけている。

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