「すでにスペイン語を学んでいる」レアル後任監督候補 “本命” にドイツ代表・レーブ監督浮上

進路が注目されるレーブ監督(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードの後任監督候補にドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督(61)が急浮上してきた。

Rマドリードでは今季のリーグ戦や欧州チャンピオンズリーグ(CL)の結果次第でジネディーヌ・ジダン監督(48)の解任の可能性が出ており、後任を巡って多くの名将の名が取りざたされている。

そうした中でドイツ紙「ビルト」は「レーブはすでにスペイン語を学んでいる。それはRマドリードにつながる可能性がある。2014年のW杯でタイトルを獲得した後にも、スペインの巨人はレーブをノックした」と報じた。

レーブ監督は今季の欧州選手権を最後に15年の長期政権に終止符を打つことを表明している。2014年ブラジルW杯でドイツ代表を優勝に導いた名将に対してはRマドリードも以前から高く評価しており、同W杯後には招へいを画策。大幅なチーム再建を進めるうえて、再びラブコールを送っているのだ。

名門の後任レースでは多くの候補が乱立しているが、国際舞台を数多く経験している名将中の名将は〝本命〟になりそうだ。

また、レーブ監督は自身の後任となるドイツ代表の次期監督についてはドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのハンス・フリック監督(56)を〝推薦〟。「ハンスはゲームの方向性や文化の観点からも、トッププレーヤーをリードする優れた資質を持っている」と後継者に指名した。

最強の代表チームを作り上げて今度は最強のビッグクラブを率いるのか。名将の動向に注目が集まる。

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