東西南北

 サンパウロ市がコロナ対策の一環として、26日からの10日間を連休(平日なし)とすると決めた後、大サンパウロ市圏やサントス海岸部の他の市も、続々と独自の外出自粛規制の対策に乗り出している。ABC地区やジアデマ、マウアー、リベイロン・ピーレス、リオ・グランデ・ダ・セーラでも、サンパウロ市と同じく市の休日を早める形で29日から4月1日までを休みにする。それに連動して、サントスなど海岸部では23日から4月4日までロックダウンを敢行。サントス、サンヴィセンテ、クバトン、グアルジャー、ベルチオガ、プライア・グランデ、モンガグアー、イタニャエン、ペルイーベが同時敢行だ。これでサンパウロ市や近隣都市圏住民が連休を利用して海岸に行くようなことはできなくなった。
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 サンパウロ市内18カ所にあるコロナワクチンのドライブスルー接種会場が、23日より運営を差し止める。その理由は、19日から接種対象となっていた72〜74歳の人たちのうち84%が22日までに接種を済ませたためだ。残りの16%の人たちは市内の保健機関で接種を受けることになる。ドライブスルー会場がふたたび機能し始めるのは、69〜71歳が接種対象となる27日からだが、このペースだとさらに前倒しをするのも可能では? なお、サンパウロ市内の公的医療機関は、26日からの連休中も通常通りの日程、時間で機能する。
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 22日にジウマ元大統領がポルト・アレグレでコロナワクチンの接種を受けたことが話題となった。これで存命の大統領経験者の内、同氏に加えて、サルネイ、カルドーゾ、ルーラ、テメルの5人が最初の接種を行ったことに。コーロル氏だけは未接種だが、この中で一番若い71歳なので、もうすぐだろう。

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