【センバツ】京都国際の韓国語校歌が聖地に鳴り響く 歌詞「東海」は「東の海」に

京都国際VS柴田の〝注目カード〟は1回裏に柴田が先制

聖地で韓国語の校歌が鳴り響いた。「第93回選抜高校野球大会」(甲子園)5日目の24日、第2試合・柴田(宮城)―京都国際(京都)の1回裏終了後にイニング間で京都国際の校歌が場内に流れた。

日本の韓国系高校である同校の校歌は開校以来、韓国語の歌詞を採用。甲子園の舞台に外国系校が進出したのは今回が初めてとあって大きな話題を呼んでいる。NHKの大会テレビ中継の映像では韓国語のハングル文字表記と和訳が表示され「日本語訳は学校から提出されたものです」との注釈付きテロップとともに同校校歌の冒頭部分は「東の海を渡りし、大和の地は」と〝修正〟されていた。

同校校歌の冒頭部分の和訳は「東海を越え、大和の地は」となるが、日本海の韓国名・東海(トンヘ)は韓国側の主張によって「呼称問題」が発生しているセンシティブなワードであることから配慮がなされたものとみられる。

甲子園のスタンドからは同校の校歌が流れ終わると、場内から一斉に大きな拍手が沸き起こっていた。

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