横浜の小学校でN響有志が演奏会 児童が描いた動物をオリジナル曲にして披露

山内小でN響有志が開いた演奏会=22日、横浜市青葉区

 子どもたちにクラシック音楽の魅力を伝えようと、NHK交響楽団(N響)の有志が横浜市立山内小学校(同市青葉区)で演奏会を開いた。児童が描いた動物の絵に合わせたオリジナルの9曲を披露し、5年生104人が音楽と映像の調和を楽しんだ。

 演奏会はN響のバイオリニストでクラシック音楽の普及活動を続けるNPO法人「ハマのJACK」の三又治彦理事長(40)が企画。北海道・旭山動物園の動物を見て児童が描いた、カバが泳いだり鳥がふ化したりする様子をバイオリンやフルートなどで表現した。

 子どもたちは「カバは低音、鳥が羽ばたく様子は軽やかな音色だった」「絵と音楽がマッチして神聖で重みを感じる演奏だった」などと笑顔を見せた。

 三又さんは「子どもたちが参加して、一つの作品ができたことがうれしい」とし、他校にも取り組みを広げていきたいと話した。

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