【東京五輪・パラ】聖火リレーがスタート 橋本会長「皆さんの希望が詰まった大きな光となる」

「第一走者」の大役を果たした岩清水梓らなでしこジャパンのメンバー(代表撮影)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となった東京五輪の聖火リレーが25日、福島・Jヴィレッジ(楢葉・広野町)からスタートした。

スタート前のグランドセレモニーでは、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が「日本と世界の皆さんの希望が詰まった大きな光となり、国立競技場に到着することを祈念する」と力強くコメント。丸川珠代五輪相(50)も「復興を成し遂げつつある被災地の姿を力強く発信し、復興五輪・パラリンピックとして希望と勇気をお届けする最高の大会にしたい」と意気込みを口にした。

昨年3月にギリシャで採火された聖火のランタンを、聖火リレー公式アンバサダーを務めるお笑いコンビ「サンドウィッチマン」(伊達みきお=46、富澤たけし=46)が持って登場。同じく公式アンバサダーの女優・石原さとみとパラリンピアン・田口亜紀氏(50)が聖火皿に移すと、大きな拍手が沸き起こった。

その後、第1走者を務める2011年サッカードイツ女子W杯優勝「なでしこジャパン」メンバーの岩清水梓(34=日テレ)がトーチに点火し、121日間の長旅が始まった。

聖火は7月23日の開会式(国立競技場)へ向けて、全国47都道府県を約1万人のランナーが走る予定となっている。

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