【WWE】〝赤い悪魔〟ケインと〝インドの大巨人〟ザ・グレート・カリが名誉殿堂入り

〝赤い悪魔〟ケイン(上)と〝インドの大巨人〟ことザ・グレート・カリ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

WWEは24日(日本時間25日)に〝赤い悪魔〟ことケインと〝インドの大巨人〟ことザ・グレート・カリ(48)が2021年度の名誉殿堂「WWEホール・オブ・フェイム」入りすることを発表した。今年の殿堂入りはエリック・ビショップ(65)、モーリー・ホーリー(43)に続いて4人となった。

〝赤い悪魔〟〝処刑マシーン〟の異名を取ったケインは、異父兄の〝怪人〟ジ・アンダーテイカーに復讐するため、1997年にWWEに登場。「ヘル・イン・ア・セル」戦や棺桶マッチなどで怪人襲撃を繰り返し、98年「レッスルマニア14」ではついに兄弟対決が実現。テイカーのツームストーン3連打に沈んだ。

その後はテイカーとの抗争を経て〝破壊兄弟〟として一時代を築き上げ、世界ヘビー級王座も獲得した。12年には〝イエス男〟ダニエル・ブライアン(39)との〝チーム・ヘル・ノー〟でも人気を集めた。

17年にはテネシー州ノックス郡の郡長選挙に出馬。当選して政界に進出するも、その後にたびたび復帰。1月「ロイヤルランブル(RR)」RR戦では、約1年3か月ぶりにサプライズ復帰していた。

〝インドの大巨人〟の異名を取った身長216センチのカリは06年にWWEと契約。テイカーやケインらと抗争を展開し、07年には20人バトルロイヤルを勝ち抜いてWWE世界ヘビー級王座を初戴冠した。WWE入り前の2000年代前半には「ジャイアント・シン」のリングネームで新日本プロレスでも活躍した。

WWEでの成功によりカリは母国インドで数々の映画出演を果たすと同時に、レスリングスクールも開設。インドの次世代スーパースターの支援をしている。

なお「WWEホール・オブ・フェイム2021」は、昨年式典が中止となったものの、殿堂入りが発表されたバティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、JBL、デイビーボーイ・スミス、そして日本が世界に誇る獣神サンダー・ライガーを加え、日本時間4月7日にWWEネットワークで配信される。

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