U―24日本代表の横内昭展監督(53)が、国際親善試合U―24アルゼンチン代表戦2試合(26日=東京、39日=北九州)へ向けてMF久保建英(19=ヘタフェ)ら所属クラブで出場機会に恵まれない選手の奮起を期待した。
横内監督は26日の一戦を翌日に控えた25日、公式会見を行った。2019年11月のU―22コロンビア戦以来となる海外組と国内組で行っている活動について「今回来た選手は各クラブでしっかりポジションを取った選手がほとんど。コロンビア戦の時より個々が成長している。それをチームでどう生かすか。個々の力は大きくなっているが、それをいかにチームに還元できるかを見ていきたい」と語った。
メンバーはクラブでしっかりポジションを取った選手が〝ほとんど〟だが、例外は久保をはじめMF三好康児(23=アントワープ)、FW食野亮太郎(22=リオアベ)。指揮官は「3人は難しい状況。もう1回呼んでコンディションだったりプレーを確認したいと思って来てもらった。彼らもハングリーな状態で『プレーしたい、サッカーしたい』という状況にいるので楽しみにしている」と語った。
また、クラブでポジションを取っている選手の筆頭格で、J1川崎で目覚ましい活躍を続けるMF三笘薫(23)に関して「川崎でやっているプレーをそのまま出してほしい。Jリーグとはまた違ったタイプの選手と対峙して、どれくらい自分のプレーを出せるか楽しみ」と言及。相手は南米の強豪だけに、活躍次第では久保らを押しのけて一気にエース〝襲名〟もあり得るかもしれない。