中日の新球団社長に吉川克也氏が就任「秋にグランパスと同時優勝できれば」

会見に臨んだ吉川新球団社長(左)と矢野前球団社長

中日ドラゴンズは25日、名古屋市内で取締役会を開き、矢野博也代表取締役社長(71)が退任し、吉川克也氏(64)が新社長に就任する人事を決定。2人は名古屋市内の球団事務所で会見を行った。

「今コロナでみなさんたいへんな思いをされている。少しでもドラゴンズの野球が皆さんのお役に立てればと思っております。Jリーグの名古屋グランパスが開幕から6連勝と好調。2010年以来の同時優勝が秋にできれば」という吉川社長は南山大学経営学部出身で1980年に中日新聞社に入社。2017年からは中日アド企画の代表取締役を務めていた。

2019年度は黒字だった中日球団だが、昨年はコロナ禍の影響で30億円を超える赤字。「まずは中日ドラゴンズの経営を立て直し、ドラゴンズを強い球団に戻して名古屋の皆さんに楽しんでいただく、感動していただく。そういうことができれば幸いです」と吉川社長は決意を語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社