廃棄の絵画をデジタル再現、東大

反省の展覧会開催へ

©一般社団法人共同通信社

「きずな」(1977年制作/2018-21年再現・笠原浩作成)

 東京大の食堂に展示されていた画家の宇佐美圭司さん(12年死去)の絵画が、17年の食堂改修時に廃棄された問題を巡り、同大は25日、この絵画のデジタル再現画像などを集めた展覧会の内容を報道陣に公開した。「宇佐美圭司 よみがえる画家」として4月から、東京都目黒区の東大駒場博物館で開催する。

 東大は廃棄問題を教訓に学内の文化資源の現状を調査、適切に保全する方針。同博物館は「取り返しの付かない結果は変わらないが、文化資源について大学関係者全員の意識が高まった。反省の意味を込め、宇佐美氏の活動を振り返りたい」と話した。

 宇佐美さんは戦後日本美術を代表する画家の一人。