桜並木を水上から満喫 横浜・大岡川の花見クルーズ好評

桜を見ながら行き交うSUPのツアーと「ベネチア号」=24日、横浜市中区の大岡川

 横浜の桜の名所、大岡川で水上から花見を楽しむクルーズが好評だ。パドルでこいで進む「SUP」や遊覧船が桜並木の下を行き交い、乗客らはゆったりと“春”を満喫している。

 SUPは愛好者グループ「横浜SUP俱楽部」や市民団体「水辺荘」がツアーを実施。「川の駅大岡川桜桟橋」(横浜市中区)を拠点にしており、初心者でも体験できるのが魅力だ。

 一方、オープンエアの遊覧船「ベネチア号」は横浜日ノ出桟橋(同区)を拠点に40分間の桜クルーズを1日8便運航。大岡川に加え、みなとみらい21地区の汽車道に咲く桜並木も巡る。

 「桜の見頃は今月中だね」と話すのは、永井等船長(72)。4月初旬、川面に浮かぶ花いかだも素晴らしいという。ベネチア号の乗船料は大人2200円、子ども1100円、幼児無料。予約は永井さん電話090(1219)8983。

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 横浜市南区では、新型コロナの影響で昨年は中止となった大岡川の桜まつりを、26日以降の金・土・日曜日、ライトアップに限定するなど規模を縮小して開催する。区担当者は「花見は歩きながら、少人数でマスク着用を」と呼び掛けている。

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