【ボクシング】スポーツ庁が後楽園ホール興行を視察「厳格に運営されている」

スポーツ庁が視察した25日の後楽園ホールでの興行

25日に後楽園ホールで行われたプロボクシングの興行をスポーツ庁の担当者4人が視察した。

同庁が関心を寄せていたのは、コロナ禍でのスポーツイベントの観客制限数緩和へ向けて、観客による声を出しての応援に、ボクシング界がどのような対策をしているかだった。

1対1で殴り合うというシンプルなスポーツだけに観客、特に身内など誰かの応援を目的に来場していると、つい声が出てしまいそうになるもの。

それだけに興行の最中はリングアナウンサーによる「声出し禁止」の注意喚起が頻繁に行われ、同庁の渡辺隆史参事官は「感染予防に関し、抑止的に厳格に運営がなされていることを確認しました」と取り組みを評価するコメントをした。

これに対して日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長(59)は「一定の評価を評価をいただいたことは喜ばしいが、引き続き興行責任者と協同し、気を緩めず感染拡大予防を徹底していきたい」とコロナ対策に万全を期していくと話した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社