【ボクシング】比嘉大吾 4月に地元・沖縄でWBOアジア王座防衛戦 最終目標はカシメロか

リモート会見に臨んだ比嘉大吾

ボクシングの元WBCフライ級王者で、現WBOアジアパシフィックバンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が4月24日に沖縄コンベンションセンターで西田凌佑(24=六島)と防衛戦を行うことが26日、発表された。

会見した比嘉は「相手はサウスポーなのでしっかり対策し、KOで勝って次に進めるようにしたい」とし「いまスパーリングは出稽古したり、ミット打ちとかいつも通り。自分のボクシング、中に入っていくことをやっていかなければと思います」とコメント。約3年ぶりとなる地元での戦いについては「見に来てくれる人も多いと思うのでうれしい」と語った。

比嘉は2月にチャリティーイベント「LEGEND」でWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(27=大橋)とエキシビションで対戦。「いい経験できた。なかなかできることじゃないんで。参考に? 総合的にスピードとか距離感とか、みんなが思うようなところですかね」と話し、大きな刺激を受けたようだ。

比嘉サイドは、この試合を世界戦に向けた前哨戦としたい意向だが「バンタム級でなかなか食い込むのは…。WBOなのでランキングを上げてカシメロを狙いたいと思っています」と、WBO世界同級王者のジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)に照準を合わせているという。比嘉は「いつでもできるよう準備していく。試合に勝って実現できるように」と意欲を語っていた。

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