公務災害の不認定処分取り消し

阪神大震災がれき収集で石綿吸引

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 兵庫県明石市のごみ収集担当職員で、悪性腹膜中皮腫で死亡した島谷和則さん=当時(49)=の妻が、阪神大震災のがれき収集など業務中のアスベスト(石綿)吸引による公務災害を認めなかった地方公務員災害補償基金兵庫県支部の処分取り消しを求めた訴訟の判決で、神戸地裁は26日、「震災の影響を正しく評価しておらず、裁量権の逸脱がある」として処分を取り消した。

 判決によると、ごみ収集担当職員だった島谷さんは阪神大震災後、がれきの収集業務に従事した。2012年6月に悪性腹膜中皮腫と診断され、同年8月、当時の業務が原因だとして公務災害認定請求、翌13年10月に死亡した。