ソフトバンクの正妻・甲斐がトドメ弾! 「開幕マスク全勝」も継続

7回に勝利を引き寄せる一発を放ったソフトバンク・甲斐

リーグ連覇&5年連続日本一へ好発進だ。26日、プロ野球が開幕。王者・ソフトバンクが5年連続開幕戦勝利を飾った。昨シーズン唯一負け越した難敵・ロッテを本拠地ペイペイドームに迎え、8―2で快勝した。

オープン戦終盤に湿りぎみだった打線が得意の一発攻勢で不安を払拭すると、投げては7回1失点の石川柊太投手(29)が育成出身選手としては史上初の開幕戦白星を挙げた。

今宮、周東、柳田が華やかにアーチを架け、初の開幕投手を務めた石川が好投。「功」をチームメートに譲った上で、鷹に不可欠な男がダメ押しの一発を放った。扇の要・甲斐拓也捕手(28)が7回に1号ソロ。「まずはキャッチャーとして開幕試合を勝ち切ること。柊太さんに勝ちをつけたいという思いで臨んだ試合でした。結果としてホームランで援護点を取れたことはよかった」。石川の持ち味であるテンポの良い投球を引き出し、有言実行で右腕に白星をつけた。

甲斐は2018年から4年連続の開幕マスクで全勝。バッテリーを組んだ開幕投手に白星がつくのは今回の石川が初めてとなった。今や常勝軍団において〝最も代えの利かない選手〟となった甲斐。好守に存在感を発揮した背番号19が今年もドッシリ構えて、チームに安心感を与えていく――。

© 株式会社東京スポーツ新聞社