米津玄師書き下ろしのラブソング「Pale Blue」が「リコカツ」主題歌に

米津玄師の新曲「Pale Blue」が、TBS系で4月スタートの連続ドラマ「リコカツ」(金曜午後10:00、開始日未定)の主題歌に決定した。

ドラマは、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を、“リコカツ”というキーワードを通じて描き出す“離婚するかもエンターテインメント”。運命的な出会いをしたファッション雑誌の編集者・水口咲(北川景子)と、航空自衛隊に編成されている航空救難団の隊員・緒原紘一(永山瑛太)が、交際ゼロ日で結婚するが、結婚生活数日にして離婚を決意。離婚を契機に本当の恋愛が始まるオリジナルのラブストーリーだ。

米津が今回手掛けるのは、自身初となる恋愛ドラマの主題歌。同系では2018年の「アンナチュラル」、19年の「ノーサイド・ゲーム」、20年の「MIU404」に続く4作目の主題歌提供となる。今回はラブソングを書き下ろし、ドラマの初回放送で解禁される。

米津は「主題歌を担当させていただきました。『Pale Blue』という曲です。離婚から始まる恋というコンセプトの中で、久しぶりにラブソングを作りました。どういうふうに響いていくのか、今からドラマの放送が楽しみです。よろしくお願いします」とメッセージを寄せている。

本作のプロデューサーであり、「アンナチュラル」もプロデュースした植田博樹氏は「米津さんに最初にお目にかかったのは、『アンナチュラル』というドラマで主題歌をお願いに上がった横浜のライブ会場でした。米津さんは、一つ一つの言葉を大切に発する人で、その場のノリとか勢いとかではなく、自分の中に浮かぶ気持ちを、丁寧に精緻に選んで紡ぐ。そう。紡ぐ感じで話すんです。その誠実な人としてのあり方に、ドラマの主役の1人である『主題歌』をお願いしてよかったなと思ったことを記憶しています。結果、その曲『Lemon』は数々の金字塔を打ち立てることになり、米津玄師という名前は歴史的なレジェンドになりました」と振り返る。

続けて「それから数年。今回、僕は久しぶりに地上波で連ドラを作らせていただくことになりました。とても個人的なことですが、自分にとって一つの節目となる作品になります。その打ち合わせの際も、米津さんは、以前と全く変わらずに、一つ一つの心象を、丁寧に精緻に言葉に紡いで、僕らに大事なことを伝えようとしてくださいました。作品にとってどういう曲が最適なのか、丁寧に僕らとイメージをすり合わせてくださる彼の姿は、責任感とクリエイティビティーに満ちていて、米津さんにお願いできて心からよかったと思えた時間でした」と喜びを伝える。

そして「今日も現場ではワンカットワンカット、物語の珠玉のピースを積み重ねています。米津さんが紡ぎ出してくださる最高のピースを最後に組み込み、お客さまに届けられる日を心から楽しみにしています」と話している。

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