マエケン開幕へ万全!オープン戦最終登板も無失点 5試合で防御率0・49

前田(ロイター=USA TODAY)

万全だ。大リーグ移籍後初の開幕投手に指名されているツインズの前田健太投手(32)は26日(日本時間27日)、オープン戦最後の登板となったフロリダ州フォートマイヤーズでのブレーブス戦に先発し、4回を投げ3安打無失点、奪三振4、球数59で、そのうち主にチェンジアップで7つの空振りを奪った。

アクーニャ、フリーマンら主力選手が遠征メンバーから外れていたブレーブス打線は1番から6番までが左打者。その打線に対し初回二死から3番ラムに右前打、4番サンドバルには中前打を許し、二死一、三塁のピンチを迎えるも、5番キプニスにはフルカウントからスライダーで三飛に打ち取り無失点で切り抜けた。

2回は若いカウントでのカーブを使いながら、チェンジアップで空振り三振、スライダーで見逃し三振、そして初球ストレートで右飛に仕留め三者凡退。9番から始まった続く3回は遊ゴロ、一ゴロ、そしてフルカウントから二塁ベース右にシフトを敷いていた遊撃手へゴロを打たせ、この回も三者凡退と危なげない投球を披露。4回は一死一塁からキプニスを遊ゴロ併殺に打ち取り、得点を許さなかった。

前田はオープン戦5試合で通算18回1/3を投げ8安打、1失点、与四球2、奪三振22、防御率0・49という圧巻の数字を残し、4月1日(同2日)に敵地ミルウォーキーで行われるブルワーズとの開幕戦を迎える。

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