Rソックス・ロドリゲスが開幕投手回避 イバルディが代役に

日本時間3月27日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は開幕投手を務めることが決定していたエドゥアルド・ロドリゲスの状態が好ましくないため、代わりにネイサン・イバルディが開幕投手を務めることを発表した。イバルディが開幕投手を務めるのは昨季に続いて2年連続2度目。昨季もロドリゲスが開幕投手を務める予定だったが、新型コロナウイルス感染に起因する心筋炎でシーズンを全休することになったため、イバルディが代役を務めていた。

ロドリゲスはオープン戦の最初の3登板で2勝0敗、防御率2.31と順調な調整ぶりをアピールしていたが、日本時間3月23日のレイズ戦では被安打3、奪三振1、与四球2、失点2(自責点1)と安定感を欠き、2イニングを投げただけで降板。コーラは「腕や肩などにそれまでの登板ほどの力強さが感じられなかった。彼は(開幕に向けて)一生懸命に頑張っていたが、彼のために(開幕投手を回避させることを)決断した」と話している。

コーラによると、現在のロドリゲスの症状は昨年の心筋炎とは無関係だという。日本時間3月25日のブルペン投球は回避したものの、翌日にはキャッチボールを行っており、故障者リストに登録するかどうかは今後の様子を見ながら決定される見込み。「彼にとっては2年連続で辛いことになってしまった」とコーラ。ロドリゲスには「キミの実力があれば、キャリアのなかで再び開幕投手のチャンスがあるだろう」と伝えたという。

ロドリゲスに代わって開幕投手を務めるイバルディは31歳の右腕。昨季は9試合に先発して48.1イニングを投げ、4勝2敗、防御率3.72、52奪三振をマークした。オープン戦では最初の3登板で防御率10.61と打ち込まれたものの、日本時間3月25日のオリオールズ戦では6回途中まで4安打無失点の好投を見せ、開幕に合わせて仕上げてきた。コーラによると、日本時間27日と29日にブルペンで投げ、同4月2日の開幕戦に臨むスケジュールとなっているようだ。

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