坂本6位で出場枠「3」確保に貢献も「正直すごいモヤモヤ」

自身の予想より15点低かったという坂本(ロイター)

北京五輪の「出場枠取り」にも注目が集まった今大会。エース・紀平がまさかの低迷となり、結果的にSP6位だった坂本が順位をキープしたことで最大出場枠「3」の獲得に必要な「上位2人の合計順位が13位以内」をぎりぎりで達成した。

枠取りには大きく貢献した坂本だが、自身のフリーの演技には納得していない。

ジャンプで思ったより加点を得られず、試合後は「思っていた点数よりも15点くらい低かった。正直すごいモヤモヤしていますが、今回の経験をしっかり覚えて練習と試合に臨みたい」と涙をこらえていた。なお、宮原知子(23=関大)は19位に沈んだ。

一方、強豪ロシア勢が表彰台を独占。SP1位のアンナ・シェルバコワ(16)が合計233・17点で初優勝。2位(220・46点)はエリザベータ・トゥクタミシェワ(24)、SP12位のアレクサンドラ・トルソワ(16)が4回転5本を組み込んだ驚がくのプログラムで3位(217・20点)にジャンプアップした。

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