久保建英へのラフプレー スペイン紙が批判「R・マドリードを怒らせた」

U-24アルゼンチン代表に激しいラフプレーを受けた久保

U―24日本代表MF久保建英(19=ヘタフェ)へのラフプレーに対し、批判の声が飛び出ている。

26日に行われたU―24アルゼンチン代表(東京)との一戦に先発出場した久保は、前半27分にドリブルでペナルティーエリア内への侵入を試みたが、後ろからMFサンティアゴ・アスカシバル(24)のスライディングを受けて転倒。大事には至らなかったものの、一歩間違えれば大ケガにつながりかねないシーンだった。

このプレーをスペイン紙「アス」は「久保を止めたアルゼンチンのやり方は(ヘタフェの)ホセ・ボルダラス監督(57)、そして(保有元の)レアル・マドリードを怒らせた」との見出しで記事を掲載。「久保は、それぞれの国の代表チームの試合に参加するために渡航した多くのスペイン1部リーグの選手の一人です。このような試合で、チームにとって一番怖いのは、いわゆる『FIFAウィルス』です」と伝えた。

「FIFAウィルス」とは代表戦での負傷リスクのことを指しており、同紙は「U―24アルゼンチン代表との試合では、後ろからのタックルを受けて、他のDFと激しく衝突した。その行動をボルダラス監督はきっと嫌がっただろう」と指摘した。

29日にも再びU―24アルゼンチン代表と対戦するだけに、ボルダラス監督は気が気でないだろう。

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