【ドバイシーマC】クロノ&ラヴズは2、3着に惜敗 14年ジェンティル以来の日本馬Vならず

あと一歩届かなかったクロノジェネシス㊨(ロイター)

GⅠドバイシーマクラシック(現地時間27日=メイダン競馬場、芝2410メートル)に、日本から参戦したトップ牝馬2頭、クロノジェネシス(牝5・斉藤崇厩舎)とラヴズオンリーユー(牝5・矢作厩舎)は、それぞれ2、3着に敗戦。14年ジェンティルドンナ以来となる日本馬Vは惜しくもならなかった。

道中5番手につけ、馬の後ろで我慢させた北村友一騎手騎乗のクロノジェネシス、その後ろで脚をためたO・マーフィー騎手騎乗のラヴズオンリーユー。ともに直線もしっかり脚を使ったが…。さらにその上をいったのが2頭の後ろから虎視眈々と機をうかがっていたミシュリフ(牡4・Jゴスデン厩舎=英)。ゴール前での3頭の際どい接戦をものにして、サウジカップに続く勝利をもぎ取った。

鞍上のD・イーガン騎手は「今日は調教師とも話をして、枠もあったし、後ろから行こうと決めた。このレースを使ったのは陣営の素晴らしい判断だった。自分にとってとても意味のある一戦になった」と意義ある勝利を力説した。

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