張本勲氏がプロ初本塁打の阪神・佐藤輝明の弱点を指摘「タテの変化に弱い」

張本勲氏

野球評論家の張本勲氏(80)が28日、TBS系「サンデーモーニング」にリモート生出演。開幕2戦目で待望のプロ初ホームランを記録した阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(22)に言及した。

27日のヤクルト戦(神宮)に「6番・右翼」で先発した佐藤は、初回の第一打席で相手先発・田口の変化球を捉えプロ初安打となるプロ1号アーチをバックスクリーンに叩き込んだ。

ゲスト出演した野球評論家の佐々木主浩氏(53)は、佐藤の打席について「打ったのは変化球。そのあとのヒットも変化球。一方真っ直ぐで見逃し三振を二つしている。どうなんでしょうか」とストレートへの対応力を疑問視した。

これに張本氏は「今は緊張と不安でスタートしましたからどこの球団も手探りの状況。佐藤に対しても相手5球団は15試合くらいして長所短所が見えてくる」とコメント。

佐藤の特徴について「今度は内角の真っ直ぐを出したり入れたり、アウトコースに落ちる球。ちょっと右の足を上げるでしょ? そういう人は大体タテの変化に弱い。そういうのは各球団調べてますからね」と分析しつつ「当たるとその代わりすっ飛んでいくからね。楽しみな選手」と期待を寄せた。

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