「医療従事者のワクチン接種、万全な体制を」 那覇市医師会が市に要望 接種する医師の確保を念頭に

 城間幹子那覇市長と同市医師会の山城千秋会長らが26日、同市医師会館で面談し、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種における医師らの確保について協力していくことを確認した。

 医師会は「医療従事者のワクチン接種が行き届いていない」として、対応を求めた。城間市長は「県に要望する」と応じた。

 面談後の記者会見で、友利博朗副会長は「医療従事者がワクチン接種できていないと(市民向けの接種に)手を挙げにくい。高齢者への接種が始まる前に医療従事者への万全な接種ができる体制をつくることが望みだ」と述べた。

 山城会長は「市内の全対象者への接種完了まで年末か、それ以上かかるかもしれない。その間、市民一人一人が感染予防に努め、夜遅くの飲酒を伴う会食やカラオケなどを自粛してほしい」と呼び掛けた。

 玉井修副会長は「感染者が増えている。本当に第4波になれば、ワクチン接種がおぼつかなくなる。どうにかして鎮めないといけない」と強調した。

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